緊急!! [ 秋の野外活動に於けるスズメバチ対策 ]

 

秋は最も山野に足を踏み入れる事の多い季節ですが、同時に一年で最もスズメバチによる刺傷事故が
多く発生する時期です しかし誠に残念な事に、その事例の殆どがスズメバチに関する知識不足から起
こった事故です

特に野外活動に於ける主催者 引率者 リーダー等の安全運営に関わる責任問題にまで発展する恐れも
十分に考えられる程の最も重大な事故になってしまう事も考えられます。   ★刺傷事故予防は今から
でも可能です

 野外活動中にスズメバチに刺されない為の絶対3原則(S)

1 巣の早期発見

2 巣に刺激を与えない

3 巣から即時に離れる

[ 解説 詳細 ]

1  毎年全国で発生するスズメバチによる刺傷事故の殆ど全ての主原因は巣の見逃しによるものです
 巣の存在に全く気付かずに知らぬ間に巣に近寄り過ぎて刺された事例が全てです 巣の存在を常に
意識して行動してたら巣の発見は意外と容易なのです

 

※対策 野外に出たら常に巣の存在を意識し巣の早期発見に努める事 巣は主に地中や樹木の洞の中 
根本 や枝の中 岩壁や橋の下等に作られてる事が殆どです 特に秋の巣は大きく育っているので巣
の周りでは複数のハチが頻繁に飛び交ったり出入りしている事で巣の発見は夏と比較すると最も容易
な季節です

 

2  巣を発見した場合には絶対に巣に対して刺激を加えてはなりません 特に巣に伝わる様な振動を与
える事は最も厳禁ですスズメバチは特に振動に敏感なのです 逆に視力は劣っていて、こちらが大き
な動作を避けてじっとしてたら殆ど認識されません又、音を感知する器官を持って無いので巣を目前に
しての会話は行って大丈夫です

 

※対策  一度に多くの人が歩くと巣に振動が伝わる恐れがあるので絶対に控えなければなりません 又、
振動が伝わらなくても大勢が一度に動くとハチは興奮します 止む得ず通り抜ける必要が生じた場
合は一人ずつ様子を見ながら通過しなければなりません

 

3  巣に対するスズメバチの絶対的防衛範囲は巣を中心に半径約3m以内です 人の動きやその場の
状況を憂慮すれば更に安全余裕距離を2m加えて最低でも5m以上は巣から離れる必要があります 
巣の近くに短時間でも居る事は危険です

 

※対策 もしも襲われそうになったり襲われた場合には決して一瞬も迷う事無く即時に走って逃げる事が
絶対的な刺傷事故を逃避する秘訣です
 殆ど刺される事なく助かります

 

© 日本スズメバチ研究所