☆ ハチに刺される原因と対策



                ◎ 全てのハチは、決して何も理由無く人を刺す事は皆無です 必ず原因が有ります

               ◎ ハチが人を刺す時の条件を熟知する事が、最も有効な刺傷事故対策になります

               ◎ ハチが人を刺す条件とは、以下 
3つの条件
何れかに該当した場合だけです



  育児中の巣に近寄り過ぎた場合 (原因ベストONE)


   ◎ ( 育児中の巣に対して、知らぬ間に近寄り過ぎた場合、ハチに刺される可能性が最も高い )  ※殆ど全ての刺傷事が該当

   ☆ 詳細 解説

       全てのスズメバチやアシナガバチや蜜蜂の仲間は、真社会性蜂と言われ、他の蜂類とは大きく異なった独特の生活をしています
       その大きな違いとは、全く同種で有るにも関わらず女王蜂と働き蜂との2形態に分類される事です  ※他種の蜂では1形態のみ
       それによりスズメバチ類達は一つのコロニー(家族)を持ち、それぞれに役割分担を担いながら同じ血筋の兄弟姉妹を育て上げて
       いるのです。 この様に家族が一丸となって皆で協力しながら最後まで面倒を見ながら育児を行う昆虫は、スズメバチ、アシナガ
       バチ、蜜蜂科の蜂類と蟻の仲間だけです。 ※総称して真社会性昆虫と言う

       真社会性昆虫は、産まれながらの本能により自分達の子供達を育て、子供達の命を死守し、巣を命懸けで守る本能を持ってます
       つまり、スズメバチ達は産まれながらに持っている、自分の巣を守る為の本能に従って、巣に対して最も接近しようとする者に対し
       ては、防衛本能が発揮され反射行動として刺すのです。

   ☆ 対策

       ハチが人を刺す事例の殆ど全ての原因とは、育児中の巣に対して人が接近し過ぎた事が原因なのです。 従って最も有効な対策
       とは、育児中の巣に絶対に近寄らない事が最良の対策です。 では、その最も有効な具体的対策とは?  ※以下に記述
       全てのスズメバチは、必ず例外無く、巣に対する防衛範囲が決まっています ※限界視力範囲以内でなければ人を認識出来ない

     ◎ スズメバチの巣の絶対的防衛範囲とは巣からの距離(半径約2m以内) ※営巣状況(見通しが非常に良い場所)では(3m以内)
       つまり、その範囲外では非常に視力が劣っている為、巣に近寄る人間を認識する事が不可能と言う事実です。

     ◎ だから決定的な最有効対策とは、決して育児中の巣から半径約3m以内に近寄らない事で刺される心配は殆ど無くなる
       と言う事です。 ※スズメバチの視力の届かない距離だから、当然ながら結果的にも攻撃される可能性は殆ど無いと言う事です。
                 ※注意 半径約3mとは余裕を加えた安全距離で、巣に刺激さえ与えなければ普通では2m以内が危険距離です

     ◎ 上記の距離を考慮したうえで、逆に言うと営巣場所から最低でも3m以内に人が近寄る事が無い場所での営巣の場合には特に
        巣の駆除の必要は無いと言う事です。 ※絶対的な余裕安全距離を考慮すると半径5m以上の距離を保てれば特に安全

     ◎ 以上に記述した事を十分に考慮し理解した上で、最も有効なスズメバチによる刺傷事故を回避する最有効手段とは、日常から
       意識的に、巣の存在を疑い巣の早期発見に努める事絶対的最有効手段です これ以外に有効な手段は決して無いでしょう。
       なぜならば、スズメバチによる刺傷事故の殆ど全て(約100%)は巣の発見の遅れと見逃しだからです。

     ◎ 巣の早期発見の秘訣とは、営巣を特に好む場所を学び知る事以外に何もありません。  ※営巣場所は様々です

     ◎ 主に好む営巣場所 (軒下 屋根裏 床下 橋の下 岸壁 石組みの中 樹木の根本やウロの中 樹木の枝や幹 地中)

     ◎ スズメバチの巣とは、人の目線よりも上部に多いと考えられいる方々が大勢いるみたいですが、事実上大きな誤りであり、その
       多くの場合は、殆ど人目に触れる事の無い地中や樹木の幹の中や根元付近に営巣している場合が多いので目線よりも下部にも
       注意が必要です。

     ◎ もしも、スズメバチに遭遇した場合はハチの行く先を目で追う ハチの行動を観察する が、最も最も重大肝心ポイントです






  ハチの体に直接触れた場合

   ◎ ( 誤って指で掴んだり、足で踏んだり、手で払ったりして直接ハチの体に触れてしまった場合 )

   ☆ 解説

       ハチは、営巣中の巣に於いて育児中以外には決して決して人を刺す事は皆無です つまり、一旦巣から飛び立った後のハチは何が
       あろうとも決して人を襲ったり刺したりする事は皆無です。 ※巣の外では、(育児中の巣に対する防衛本能 )が一切発揮されない為

       しかし、最も当たり前の事ではあるが、例え巣から離れてはいても直接身に触れて危険が及ぶと我々人類でもそうですが、反射的に
       身を守る為に、特に意識しなくても極自然に反射的に瞬時に毒針が腹部から出て待て刺すのです。 ※反射行動と言う
       

       だから決して飛んでいるハチを手で払ったりしてはいけません 誤って手がハチに触れてしまうと反射的に刺します






  不慮の事故

   ◎ ( 突然、誤ってハチに強く衝突した 布団や洗濯物の中にハチが入っていた 靴の中にハチが入っていた その他 )

   ☆ 解説

       文字通り。全く予想もしなかった不慮の事故の事を言う。 上記の(ハチの体に直接触れた場合)に重複する
       自転車やバイクを運転中に、突然目の前をハチが横切ってしまい衝突してしまった場合等や
       洗濯物を部屋の中へ取り込んだ時に、知らぬ間に服等にハチが着いていて、そのまま服を着てしまった場合等
       同じく靴の中に隠れていたハチに気が付く事無く靴を履いてしまった場合等  ※その他

       その様な場合には、当然ながら自己防衛による反射行動から当然にも必ず人を刺します。